６

 頭とおなかに詰め物をします。
★・・・詰めるものは、たくさん用意しておきましょう。
意外なものも使えます。

脳みそを取り出した穴から、
熱した樹脂を流し込みます。

でも頭蓋骨があるので、
そんなにきっちり入れなくても大丈夫。

やけどしないでね！
こめかみに穴を開けてあると、楽でいいかも。

（他の穴から出ないように、詰め物をしておこう）
樹脂を染み込ませた布。たとえば松ヤニは、細菌や湿気をガードします。
頭や腹に詰めてよし。お役立ちです。


おなかの中はスペースが大きいので、どんどん詰めていきましょう。
おなかの形を崩さないように、気をつけてね。
● ちょっと裏技 ●

土器のおわんを逆さまにして、
胸に入れよう。
心臓の位置に注意してね！
頭と同じように、おなかも
詰め物をした後で樹脂を
流し込むので、たくさん用意。
・・・使えるもの・・・

乾燥コケ・おがくず・タマネギ・各種香料・植物の繊維。
刻んだワラや干し草に、ミルラ・アロエ・シナモン・エビスグサなどの
粉末をまぶしたり、ナトロンや塩を混ぜます。
● 注意！ ●
乳香は、おなかに詰めてはダメ！
神にのみ許された上物なので、キレイなところにだけ使うものなのです。


ここで、目にフォローを入れましょう。

ナトロンから取り出した時点で、しぼみきって
シワシワが奥にはりついているはず。
　くぼんだ眼窩に、布を詰めます。
　その上から黒目を描けば、ほーら目玉♪

　あとは、木の皮や動物の皮革をなめして、まぶたを作ってあげましょう。
また、タマネギを詰めたりもします。
タマネギには、死者に活力を与える呪術的効果があるのです。


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